ふと気がつけば……2009年10月15日

「ALL SHOOK UP」も「蛮幽鬼」も、とっくに東京公演が始まってたのね……。久しぶりに某板見て、やっと気付いた。課題に気を取られすぎだよな……。

どんな感じかと思ったけど、蛮幽鬼、なかなか評判いいみたいなので、来月が楽しみです。めっちゃ楽しみです。
ていうか、来年の30周年公演がすでに楽しみなんですけど。

しかしな~、ALL SHOOK UP、1日2公演取るのはやめとけばよかったかも……。やっぱりマチソワはしんどいよね……。
最近、は月一でしか金曜日の授業ないのに、なんでそれが、よりによって23日にあるんだ……orz

劇走の軌跡 新感線ものがたり(6)2009年07月08日

今回は、89年10月から97年秋までを駆け足で。
ようやく自分が知ってる新感線になりましたw でも、すでに懐かしいな。10年以上前だもんなぁ……。

東京公演3作目の「スサノオ」が好評で、全国区の雑誌で取り上げられるようになった新感線。東京の情報発信力で、どんどん知名度と人気を増したことにより、地元・大阪で、東京の劇団だと勘違いする人が出てくるようにまでに。……そんな人、いたんだねぇw
勢いに乗って観客を増やしつつ、どんどん変化し続けていく様が、簡潔で客観的な文章で読むと、自分が実際に見ていた頃よりもよくわかりますね。
92~95年に上演し、人気のあった「ゴローにおまかせ」は、いのうえ氏が、「とにかくノって笑おうとする客席に違和感を覚えた」ことで打ち切り。
96年の「野獣郎見参!」からは、殺陣にアクションクラブが参加。
97年春には、じゅんさん主演の「ドラゴンロック」シリーズスタート。
そして97年秋、90年の初演で納得できず、大幅に手直しされた「髑髏城の七人」上演。
「髑髏城」は、いまだに評価が高いし、そもそも私は、髑髏城が一番好きだ。新感線の作品の中で一番好き。
いずれにせよ、記事の文中で、「エポックメイキングな舞台」「いのうえ歌舞伎の最高傑作」と評されていることが、違和感なく受け入れられるというか、大きな分岐点になる作品ではあったかな。
で、今回載ってたのは、97髑髏の、古田と芳本美代子の写真。懐かしいなぁ。たしかにこんな感じでしたよ、えぇ。

今回の記事の最後の一文で、市川染五郎登場(ただし観客)。
次は出演者として名前が出ますね。

劇走の軌跡 新感線ものがたり(5)2009年07月01日

今回は、88年2月の東京初進出時から、同年9月まで。
だんだん、昔の自分の記憶にある新感線の姿に近づいてきた感じがしますね。

「大阪の派手なことをやる変な連中」は、満を持してついに東京進出。
「東京に目に物見せてやる!」という気負いと、「入らなかったらイヤだな」という不安を抱えての進出だったようですが、手堅く、いのうえ歌舞伎「星の忍者~風雲乱世篇」で、東京の演劇ファンのご機嫌を窺ってみたところ、これが大入り。
次の公演で、ネタ物の「宇宙防衛軍ヒデマロ3」をぶつけてみても、やっぱり大入り。
気分的には、今で言うところの「キタ━━━(゜∀゜)━━━!!」な感じだったのかもしれないですね。

現ヴィレッヂ社長の細川氏が、当時いのうえ氏に、「東京では自分探しの劇を作ってる時代に大阪で時代劇って何?」と言った、とのことでしたが、私は「大阪で時代劇」だったことが、逆によかったのかもしれないと思うんだけど。
派手な演出、ケレン味溢れる立ち回り、最後にちょっと泣かす物語……昔っから日本人が好きな、歌舞伎やチャンバラに通じる要素がいっぱい詰まってる。だからこそ、「いのうえ『歌舞伎』」なんだしね。

連載も中盤ですが、小劇団ブームの中、いよいよブレイクの線路に乗っかった新感線が走り出しますね。

劇走の軌跡 新感線ものがたり(4)2009年06月25日

今回は、86年の「星の忍者」上演から、87年5月の「阿修羅城の瞳」を経て、時代劇という路線、つまり「いのうえ歌舞伎」が定着する辺りまで。

「星の忍者」の客入りは上々だったものの、その後、次々に打ち出した新作はやっぱり客が入らなくなっていったようですが、この頃に、当時~現在に至るまで劇団の核になる役者陣(現在在籍してるメンバーで名前があがってたのが、橋本、粟根、逆木、高田。敬称略)が集まってくるんですね。
公演数が多かった頃は、公演前には稽古場に泊まり込みで、流しの水で体を洗ってたので、「稽古場に湯沸かし器がついた時は大喜びした(じゅんさん談)」って話は、貧乏劇団の悲哀を感じるエピソードでしたw
でも、そんな「苦しい時期が新感線を鍛えた」という論評があったように、数を打つのをやめたあと、満を持して、中島氏の自信作、いのうえ歌舞伎第2弾「阿修羅城の瞳」ですよ。こいつが当たるわけです。今でも、阿修羅城と髑髏城は、中島脚本の中で一、二を争う人気作ですからねぇ。
ちなみに、今回の写真は「阿修羅城の瞳」初演時のものでしたが、古田はまだ痩せているw
阿修羅城の成功で、いのうえ歌舞伎は、ネタ物と並ぶ演目の柱になり、ちょうどその頃から、東京進出の話も出始めたけど、ある種のイロモノである自分達の芝居は、一度外すと人気を取り戻すのに時間がかかる、ゆえに「失敗は許されない」との思いから、慎重になってる……というところで今回は終了。
次週で連載も折り返しですが、今後は、東京進出、いのうえ歌舞伎の熟成、R・RX路線が新たな柱に加わる……って感じの展開かな?

「蛮幽鬼」FC先行2009年06月22日

↑平日昼が取れました。あらまぁ。
てっきり、平日昼も競争率高いんじゃないかと思ってたけど。
もう1公演ぐらい、一般で取ろうかと思ってますが、どこまでがS席なんだ、今回は。
全席S席とかいう、ジャニーズ価格に慣れてる自分としては、一般でA席B席がそれなりの数出るのは嬉しい限りですが。
……明日支払行かなきゃ。

劇走の軌跡 新感線ものがたり(3)2009年06月17日

今回は、オリジナル路線に転向、古田新太、中島かずきの加入、しかし観客減少……という、84年秋~85年暮れまでの流れ。
扇町ミュージアムスクエアができて、OMSの稽古場を借りれるようになって、そこで上演できるようになったのはいいけど、観客数は、つか作品を上演していたピーク時の10分の1にまで落ちてしまった。試行錯誤しながら様々なジャンルの作品を上演する中で、いのうえさんに「時代劇をやりたい」というアイデアが浮かんだところで今回は終了。
次回は、「いのうえ歌舞伎」という路線が登場しそうです。
(そういえば、かなり前の話だけど、人に新感線の舞台を観に行くって言ったら、「新感線って時代劇やってる劇団やろ?」って言われたことがあるので、やっぱり「新感線=時代劇(+ロック)」のイメージは一般にもあるようです)
今回、「宇宙防衛軍ヒデマロ」の写真が載ってましたが、見所はやはり、今やまったくの他人にしか見えない、痩せてる古田新太w こんな時代もあったね的なwww

しかし今回は、扇町ミュージアムスクエア、近鉄劇場、近鉄小劇場といった、関西の演劇ファンには懐かしい名前も出てきて、なんかこう、ちょっとしんみりです。今はなくなっちゃったけど、この3劇場にはお世話になりましたからねぇ。
この連載、関西小劇団がすごく元気だった頃の熱気が伝わってくる感じが好きだ。
関西人だから、80年代に関西の小劇団が元気だったことは知ってるけど、観に行くようになったのは90年代になってからなので、リアルで知らない頃の熱を知ることができるのが楽しいです。

劇走の軌跡 新感線ものがたり(2)2009年06月10日

今回は、筧利夫さんや渡辺いっけいさんらとともに、つか作品を次々と上演しつつも、次第に「脱・つか作品」へと変わっていく81年から84年までの流れ。
自ら脚本・演出を手がけた作品がうけたことにより、「オリジナルでもいける」という、いのうえさんの思いから、つか作品からオリジナル作品へと変更し、それとともに劇団メンバーを一新するというところまで。
さすがにこの時期のことはリアルでは知らないので、一歩引いた客観的な文章で読めるのはありがたいなぁ。面白いです。
時期的に、そろそろ古ちんが入ってくる頃かな。

先週から、「今、このタイミングで新聞連載をするのはなぜ?」って疑問に思ってましたが、もしかして、来年が劇団旗揚げ30周年だから?
まぁ、関西学生劇団~小劇団~現在って流れで大きくなった劇団の中では一番成功してる部類だからねぇ。

嬉しいんだか凹むんだか……。2009年06月10日

月曜日に来たFCメールと青い封筒。
内容は嬉しいです。えぇ、もう一度観たかったから、嬉しいんです。すごく。
だ け ど !
その週は、金曜夜と日曜昼に授業がありますよ……。あるんです……orz
…………てことは、土曜マチソワ? それとも翌週土曜に名古屋? どうする私!?
舞台決まって嬉しいのに、なんでこんなにへこまにゃならんのだ……orz

ゲキ×シネ 【五右衛門ロック】2009年06月05日

今日は、週末だからなのかパークスシネマ最終日だからなのか、すごいいっぱい入ってました。平日昼のゆったり感もいいけど、周りにいっぱい人がいると、映像というより舞台を見てる気分になれていいな~。
楽しかった~。DVD買わないなら、これが見納めになるのかな。買っても見ないことが多いからなぁ……。(家で見るより、大きいスクリーンで見るほうが楽しいし)

しかし、18:00に仕事が終わって、18:45からの回に入るのは、かなり危険でした。
会社からパークスシネマまでの距離というより、駅からなんばパークスが遠いのがネックというか。
定時で仕事終えて大急ぎで会社を出て、着いてすぐにトイレでコンタクト入れて、席に着いたとたん、予告が始まりましたよ……。ギリじゃん。

さて、秋公演の「蛮幽鬼」はどうなんだろな。チケット取れるのか。
キャストがアレなので、いつにも増して年配のお客様が多そうな予感……。なので、平日昼でも狙い目といえるかどうか……と、今からガクガクブルブルしている次第。

劇走の軌跡 新感線ものがたり(1)2009年06月03日

今日の朝日新聞夕刊(大阪版)から、劇団新感線の軌跡を追う連載が始まって、びっくりしました。9回にわたって、劇団の節目となったポイントを追う連載なんだとか。
今回は、1980年の劇団旗揚げから、先輩が卒業して、いのうえさんが一人大学に残された……というところまでで、当時上演した「熱海殺人事件」の写真が載ってたんですが、写真を見ても誰だかわからないぐらい痩せてるいのうえさんに、笑っていいのか、引いたらいいのかw

しかし、これは週1連載なのか、集中連載なのか。そして、どうして今、このタイミングで新感線なのか。そこがよくわからない。
朝日新聞の夕刊は、時々こういうストライクなことしてくれるよな。何年か前は、森村泰昌さんの連載やってたし。
まぁ、楽しみに読ませてもらいますよ。