劇走の軌跡 新感線ものがたり(6)2009年07月08日

今回は、89年10月から97年秋までを駆け足で。
ようやく自分が知ってる新感線になりましたw でも、すでに懐かしいな。10年以上前だもんなぁ……。

東京公演3作目の「スサノオ」が好評で、全国区の雑誌で取り上げられるようになった新感線。東京の情報発信力で、どんどん知名度と人気を増したことにより、地元・大阪で、東京の劇団だと勘違いする人が出てくるようにまでに。……そんな人、いたんだねぇw
勢いに乗って観客を増やしつつ、どんどん変化し続けていく様が、簡潔で客観的な文章で読むと、自分が実際に見ていた頃よりもよくわかりますね。
92~95年に上演し、人気のあった「ゴローにおまかせ」は、いのうえ氏が、「とにかくノって笑おうとする客席に違和感を覚えた」ことで打ち切り。
96年の「野獣郎見参!」からは、殺陣にアクションクラブが参加。
97年春には、じゅんさん主演の「ドラゴンロック」シリーズスタート。
そして97年秋、90年の初演で納得できず、大幅に手直しされた「髑髏城の七人」上演。
「髑髏城」は、いまだに評価が高いし、そもそも私は、髑髏城が一番好きだ。新感線の作品の中で一番好き。
いずれにせよ、記事の文中で、「エポックメイキングな舞台」「いのうえ歌舞伎の最高傑作」と評されていることが、違和感なく受け入れられるというか、大きな分岐点になる作品ではあったかな。
で、今回載ってたのは、97髑髏の、古田と芳本美代子の写真。懐かしいなぁ。たしかにこんな感じでしたよ、えぇ。

今回の記事の最後の一文で、市川染五郎登場(ただし観客)。
次は出演者として名前が出ますね。

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